大路を走らば

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ラ・ヨローナ〜泣く女〜(2019年)感想 タイトルから想像できない優等生。え!?なに、繋がってたの!?

監督:マイケル・チャベス

音楽:ジョセフ・ビシャラ

出演:リンダ・カーデリニ

製作国:アメリ

上映時間:93分

 

 

あらすじ(映画.com様より抜粋)

愛する夫に浮気をされ、嫉妬に狂った結果、夫が世界で一番愛する我が子を溺死させてしまった女、ヨローナ。そのことを後悔し、嘆き苦しんだ彼女は自ら川に身を投げた。呪いとなってこの世をさまようヨローナは、子どもたちをさらっていく。1970年代のロサンゼルス。ソーシャルワーカーのアンナは子どもたちが危険にさらされているという、ある母親からの助けを無視してしまうが、それは泣き声を聞いた子どもが必ず連れ去られてしまうヨローナの呪いだった。そして、ヨローナが次のターゲットとして狙いを定めたのは、アンナの2人の子どもたちだった。

 

 

 

ホラー映画好きなんですよねぇ。

ホラー映画がやってたらなるべく映画館に足を運んでます。だからラ・ヨローナも観る映画リストに入ってたわけですよ。

それにしてもラ・ヨローナって、ねぇ。

ちょっと怖さが感じられなくないですか?ラ・ヨローナってのがどうも今回の悪霊で、メキシコ出身みたいです。

メキシコ出身の悪霊ってイメージわかないなぁ、と、半ば地雷を踏む覚悟で劇場に足を運んだわけです。

 

 

 

MY評価:78点

 

 

いやー!良いもんみさせていただきましたよ、ラ・ヨローナ!

最初のラ・ヨローナビギニング的なシーンがなんか怖さを感じれなかったので、嫌な予感がしかけたのですが、その後のタイトルの出方!

雑にバーンという音とともにデカデカとタイトル。この出方で、あ!ホラー好きな人が作ってる!安心!と思いました。

ホッとしますね、あのタイトルの出方。

インシディアス」観た時を思い出す!と、期待度がグッと上がりました。

 

主人公の設定周りとか良かったですね。

ラ・ヨローナが自分の子供を殺した悪霊なのに対し、主人公は虐待から子供を保護するのが仕事。良い対比。その仕事からラ・ヨローナ関わるという展開のスムーズさ。必然力ですね。

子供を虐待から救ったと思ったら違った!その母親から恨まれるってのは、新鮮で良いっすね。

恨まれ呪われるっていう点では「スペル」を思い出しますね。

 

その他の設定、同僚との軋轢や、黒人警官との関係等そんなに重要に話に関わってこない点が結構ありますが、そこらをバッサリやって93!分に納めたのは逆に良かったと思います。

 

次にキャラクター。

今回の悪霊、ラ・ヨローナ、デザイン結構良かったです。ボロボロの花嫁衣装ってとても不気味ですよね。デザイン的には「死印」のくちゃら花嫁を思い出しました。

登場パターンは結構ワンパターンでしたが、そこは見た目の不気味さでカバー。

シリーズものにはならないかもしれないですが、一回の悪霊としては良い仕事してます。

 

ただ、今回は悪霊よりも、呪術医が良い味出してました!

「ハロウィン」の感想でも書いたんですけど、悪霊や怪物を打ち倒す、打ち倒そうとするってところに結構燃えたりドキドキしちゃうんですよね。

こういうホラーものって神父さんとか霊能力者が噛ませになっちゃうのでそこが悲しかったりするわけです。

だけど今回の呪術医はひと味違います!

悪霊との攻防が楽しめますよ!

それもそのはず、この作品死霊館シリーズなんですよね。恥ずかしながら、調べずに映画館へ行ったので、アレが出てくるまで死霊館シリーズと思わず観てました。「インシディアス」っぽさがあるのも当たり前ですね。ジェームズワンですもの。

死霊館シリーズに出てくる神父は基本仕事ができる神父なので、悪霊との対決に期待が持てて嬉しい誤算でしたよ!

 

期待どおりの悪霊とのバトル、出てくる悪霊への武器防壁。ちゃんと仕事する聖水。大満足です。卵は「パラノーマルアクティビティ 呪いの印」でもやってましたね。

呪術師も余裕があってわかりずらいお茶目さがあって良い!

途中に挟まるあの展開はそうきたかと、膝を叩きました。

そしてラストはもう燃えに燃える!

 

良いもん観させていただきました!

期待低く行ったからでしょうかね、満足満足です。

「スペル」好きな人は好きなんじゃないですかね、これ。

 

死霊館シリーズは安心してみれますな!

 

あやしうこそものぐるおしけれ