大路を走らば

映画とか、漫画とか、ゲームとか、エンタメって素晴らしいですね!

ハッピー・デス・デイ(2017年)感想 恋も愛も殺意もデ・ジャブ

監督:クリストファー・B・ランドン

音楽:ベアー・マクレアリー

出演:ジェシカ・ローテ

製作国:アメリ

上映時間:96分

 

あらすじ(映画.com様より抜粋)

イケてる女子大生で遊んでばかりのツリーは、誕生日の朝も見知らぬ男のベッドで目を覚ます。慌しく日中のルーティンをこなした彼女は、夜になってパーティに繰り出す道すがら、マスク姿の殺人鬼に刺し殺されてしまう。しかし気がつくと、誕生日の朝に戻っており、再び見知らぬ男のベッドの中にいた。その後も同じ一日を何度も繰り返すツリーは、タイムループから抜け出すため、何度殺されても殺人鬼に立ち向かうが……。

 

 

 

観てきました!ハッピー・デス・デイ。

本作はどうやらループモノ、同じ一定の日を繰り返す映画みたいです。

ループモノ、大好物なんです。

「恋はデ・ジャヴ」、「ミッション8ミニッツ」、「バタフライエフェクト」、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」等、ループモノは名作が多い!

しかも今回はスリラーってんで、観に行かざるおえない案件でしょうよ。

と、やってる劇場が少ない事を嘆きつつ観に行ってきました。

 

 

 

MY評価:75点

 

 

 

良作ですよ、奥さん。

ループモノの定番的な動きが大半なので、真新しさは少ないのですが、定番的な動きだからこそ安定して面白い作りになっています。

 

特筆すべき点は「ハッピー・デス・デイ」はスリラーでありながらコメディでもあるんですよね。これが良い塩梅でした。

赤ちゃんマスクを付けた犯人に殺されるのですが、主人公は一向にマスクを狙わないんですよ。無理がある展開ですが、コメディ寄りの作品なので許せちゃう訳です!

だからと言って、しつこかったりあからさまなコメディ描写は無いんです。

この塩梅が非常に良かった。

主人公にビッチを据えたのが良かったですよね。悲壮感が薄れ、自然なコメディ演出を後押ししてました。

(ビッチってかなりドギツイ表現ですが、本編でも出てくる表現ですのでそのまま使用します。あくまでいい意味でビッチです。いい意味で。)

 

キャラで言えば、カーターも良かった!

優しいけどパッとしない冴えない男。ループモノの相棒として高得点ですし、ビッチとの組み合わせとしてもかなり高得点。ツボ押さえてますねー。

主人公がカーターに心許した理由も、手を出していなかったからってのがまた良い。

とまあ、キャラクター的に高評価なので、

やっぱり大切ですよね、キャラクター。

 

ストーリーや演出もソツがないです。

結構丁寧に伏線を張ってくれてるので、犯人はわかりやすいです。裏をかこうとして全く頓珍漢な犯人を出されるより全然良いです。むしろ好評価。ミステリー的にも良くできてます。

スリラー演出も良くできてます。犯人が最初に登場するシーンは緊張感があります。警官の下りはコメディ的でありながらも、あの不意打ちはやられましたね。

 

個人的お気に入りシーンは、主人公の自己犠牲の所ですね。

あれは背景や台詞も相まって燃えましたね。主人公の成長も見て取れて、エモいです。

 

上映時間96分という時間も、コンパクトにまとまってて良いです。

こういうエンタメ映画は100分超えないくらいがちょうどいい気がするんですよね。

 

監督はパラノーマルアクティビティシリーズの監督さんみたいですね。パラノーマルアクティビティシリーズ好きなんですけど、あの作品から考えると、まさかここまでポップ動きがあるものが取れるとは思わなかったですよ。すごいなぁ。

 

傑作!とまで行かなくても、確実に良作。人にオススメしやすいエンタメ映画でした。

続編もあるみたいので楽しみ!

 

あやしうこそものぐるおしけれ。