キャプテンマーベル(2019年)感想 彼女は今も悪事に目を光らせている
監督:アンナ・ボーデン、ライアン・フレック
音楽:パイナー・トプラク
出演:ブリー・ラーソン、サミュエル・エル・ジャクソン
製作国:アメリカ
上映時間:124分
あらすじ(映画.com様より抜粋)
1995年、ロサンゼルスのビデオショップに空からひとりの女性が落ちてくる。彼女は驚異的な力を持っていたが、身に覚えのない記憶のフラッシュバックに悩まされていた。やがて、その記憶に隠された秘密を狙って正体不明の敵が姿を現し……。
MY評価:71点
キャプテンマーベル観ました!
MCU(マーベルシネマティックユニバース)第21弾。
MCUでは初の女性ヒーローが単独主役の映画です!
予告の感じでは失われた記憶記憶に迫るってお話しみたいですね。
キャプテンマーベルの事を調べてみると、なんだかスーパーマンばりにスーパーパワーを持った女性だとか。
MCUで今までなかったヒーローですね。
自作がアベンジャーズエンドゲームですので、どう繋がっていくのかが気になりながら劇場に向かいました。
悪くない映画!って感じです!
じゃあみる価値が無いのかって言うとそう言うわけじゃ無いんですよね。
なぜならMCU映画だからです。
MCUはそれぞれの映画が一つの世界観を共有しています。
そのため、ある意味で連続ドラマに近い感じで見れます。だから、微妙な作品が出ても、連続ドラマでもある「今日の回はそこまで盛り上がらなかったよね」感で許容できてしまうんですよね。
なぜなら「でも話は進んだね」があるからです。
これは強いですよー。
さて、なんだかネガティブな意見を書いているので、キャプテンマーベルはダメだったかと聞かれたら「NO」と答えます。
だって、興奮しないわけないでしょう?キャプテンマーベルが超人工知能相手に立ち上がるシーン!
過去の自分達がオーバーラップするシーンはもう、興奮しっぱなしですよ!
このシーンって、女性の権利や地位向上の歴史を汲み取ってるわけです。昔から何度も女性たちは打ちのめされてきたわけです。しかしその度に立ち上がってきたわけです。
まあ、女性の権利の歴史が云々なんてもの置いといても普通に燃える!上がる!シーンじゃないですか!
スーパーパワー全開の戦闘シーンも良かったですね!
MCUでもあれほどのスーパーパワーを持っているヒーローいませんからね!
宇宙船を破壊する所も痛快!
味方のスクラルのキャラも良かった!
なんだか一行を見てると、1990年代のSFを思い出すんですよね。
てな訳で、見所アリアリです!
が、なんだかイマイチな部分もあるんですよね。
地球に到着するまでがちょっと、
特に惑星ハラのシーンがどこかで見たことがあるシーン、展開の連続ですよ。
なんでディストピアの匂いがするSFって組手するんですかね。
スクラルが味方だとわかるまで展開に面白みがないかなと。
そして先ほどあげたキャプテンマーベルが立ち上がるシーンですが、立ち上がるまでは格好良いのですが、その後のシーンがちょっと格好悪いと言うかテンポが悪いですよね。
おー!立ち上がったー!覚醒キター!の後にまたジワジワと覚醒するんですよね。
超人口知能の青いビームをジワジワと退けて、ジワジワと拘束を破るんですよ。
立ち上がるシーンに時間をかけたわけですから、そこからまたジワるのはちょっと、、、
そして、敵がちょっと見合わない気がするんです。
だって、超人工知能もクリー人も人型ですし、キャプテンマーベルの力に対抗できそうも無いですし、言ってしまえば覚醒しなくても元のキャプテンマーベルでも頑張れば倒せるんじゃないかな?と思っちゃうんです。
だからロナンを出してきたのかも知れないんですが、急に出てきたもんですから、なんかラスボスって感じしないんですよね。
せめて超人工知能をラストに持ってきて欲しかった!
そして最大のイマイチポイントは、
キャプテンマーベル、目光るのダセェ!
マスク?のモヒカンみたいな部分はなんなのか?ゼブラーマンか?
さらにそこに光る目が加わると超絶ダセェ!
(個人の感性の問題ですので、私の趣味に合わなかっただけです。気に入ってる方はすみません)
本当にアメコミは目光らせるの好きですよね。でも実写でやられるともう、私はダメです。
史上最強の弟子ケンイチ並みに目光ってましたね。
とまあ、最後のは完全に好みの問題なので、いや、全体的に好みの問題なので、普通に良い映画ですよ。
若き日のニックフューリーも見れて、ボク、満足!
エンドゲームが楽しみです!
あやしうこそものぐるおしけれ