大路を走らば

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スパイダーマン/スパイダーバース(2019年)感想 別次元の映像!ようこそスパイダーバースへ!

監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン

音楽:ダニエル・ペンバートン

キャスト:シャメイク・ムーア、ジェイク・ジョンソン

製作国:アメリ

上映時間:117分

 

あらすじ(映画.com様より抜粋)

ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生のマイルス・モラレス。実は彼はスパイダーマンでもあるのだが、まだその力をうまくコントロールできずにいた。そんな中、何者かによって時空が歪めらる事態が発生。それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まる。そこで長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する。

 

 

 

MY評価:92点

 

 

 

スパイダーマン/スパイダーバース観ました!

 

予告見る感じあんまり期待できてなかったんですよね。

原作のスパイダーバースを読んだことがあるわけじゃ無いんですが、ネットで見かける画像やストーリーを見る感じ、ほぼ全てのスパイダーマン作品のスパイダーマンが出てくる感じだったんですよね。それがなんだか7人くらいしか出てこない。しかもペニーパーカーやハムなど異色な感じが強い!

しかも現行でトムホランドスパイダーマンをやってるのに、出てきそうに無い。

さらになぜアニメ!?アメリカのアニメってあんまり期待できないなって。

(カートゥーン好きですよ!ただ長編映画に耐えられるのか的な不安が)

 

観に行こうか結構悩みましたが、周囲での評判の高さを聞いて劇場に足を運びました。

 

もうね!凄い!

アメリカのアニメ舐めてました!

すんません!

 

一先ずネタバレせずに感想書きます!

(ちなみに吹替版鑑賞です。普段は字幕派なんですが、アニメ映画は吹き替えで観たい人なのです。)

 

まず映像が凄い!

アメコミをアニメにしたように、

今回の主人公は黒人の少年で、グラフィティとか壁に描くんですけど、そのグラフィティと映像がマッチしてるんですよね!

 

ストーリーも丁寧というか、気が利いてるというか。

主人公をスパイダーマンになりたてのマイルズにすることにより、スパイダーバースという多次元世界のスパイダーマンという点ではなく、マイルズの成長という点でストーリーが進んでいくわけです。

これのおかげで、あんまりスパイダーマンを知らない人でも楽しめるようになってますよね。師弟ものっていう美味しい味付けも出来ますし!

嗚呼!凄いぞ!

 

一先ず、劇場で観た方が良い作品ですので、是非是非劇場にぃ〜ッ!

 

 

以下ネタバレ有りでの感想です。

というより良かったよね!を独りごちのように論ってきます。

 

 

何よりも凄いと思うのが演出ですよね、

特にそれぞれのスパイダーマンを紹介するの手法がコミックを用いるってのが良い!

これによってキャラの紹介がスムーズになりますし、言い回しによる天丼も狙えますし、何より皆別世界の主人公なんだなってのがわかりますよね。

んで、この演出の凄い所は、マイルズがスパイダーマンになった!ってのが一目瞭然でわかるようになってるんですよね!

マイルズのスパイダーマンが表紙のコミックが表示された時は、もう、フゥー!って感じでしたね。

 

マイルズがスパイダーマンになった絡みで言えば、そこからの摩天楼スウィングも超超超良いんですが、個人的にゾクゾク来たのは、

ドックオクがマイルズが乱入してきたのを見て、「スパイダーマン!?」って驚くんですよね。

スパイダーマンになったんだと、この一言に込められてますよね!

嗚呼!

 

ドックオクは今回凄い良いキャラでしたよね!

何より登場が凄い!多重世界であることを上手く利用した不意打ちですよ。

ドックオクは男であるという先入観を突かれる展開。

「お前がドックオクだったんかい!?」という驚きとゾクゾク。

平行世界ですもんね、女である可能性があるわけです!

その後の追跡シーンも格好良い!アームを駆使して追ってくる姿は恐怖もありながらも凄くワクワクしますよね!

 

で、スパイダーグウェンの登場ですよ!

上がりますよねー!

誰だ!?誰が助けたんだ!?と思う間も無くスパイダーグウェン!

技も華麗!綺麗!美麗!

 

他の登場人物も良いですよ!

イケイケなメイおばさん。

渋いスパイダーマンノワール。最終決戦での殴り合い、格好良いっすよね!

ペニーパーカーも世界観の違いを体現してて良いですよね。

ハムの良い所はそんなに主張しないこと。ここ大事!コメディ寄りのキャラ、世界観がおーーーきく違うキャラなので、あんまり出張らせてしまうと空気を壊しかねないし、ヘイトを貯める可能性があるんですよ。(ジャージャーピンクスが近い例かもしれません)ハムはちょうど良いんですよね!

 

スパイダーマン達が揃ってスウィングする様は、もうね、最高!

楽しくってたまらない!

 

嗚呼!語ったらきりが無い!

ショルダータッチの回収が見事とか、

最後の「おしまい」締めの良さとか、

隙がなくってちょっと凄すぎるぞ!

 

とにかくもう、アニメ見る人には是非是非是非是非劇場で観てもらいたい!

オススススススメ映画です!

 

あやしうものぐるおしけれ