大路を走らば

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ケムリクサ第11話感想と放送中のアニメを観るということは恋をするということ

ケムリクサ第11話盛り上がってますねー。

ケムリクサの感想は全話終わってから書こうと思ってたんですけど、あれだけの第11話を魅せられたんじゃ書かざるおえないですよね

 

今回はバリバリ今までの謎や世界観を解き明かしていく回でしたね!

そしてあのED!今回の話の流れから黒背景に白のワカバとリリ、そし3つのケムリクサ、分裂し散っていく姉妹、そして、、、残されたリン。

嗚呼!

リリがどんな決意でケムリクサになったのか、何故分裂させたのか、そういったことが判明した後に見るEDはエモい!

姉妹が散るシーンが更にエモく感じれます。

そして消えるリツとリナ、ここで、 ‘あー、リツもリナも、残る二人で最終決戦か。’と思わせておいてからのわかば喪失!

記憶の葉を見ているシーンで「リンさん逃げて!」と聞こえていた時嫌な予感がしたけどここかー!となるわけです。

 

さらに早口で語り続けると、今回のこの展開を行うにあたって、たつき監督すげえな部分は、

記憶の葉からいったんリンとわかばのシーンに戻したところですね。

本来なら今回Cパートまで記憶の葉のシーンだけで構成できたはずなんです。

ただ、それだと記憶の葉についてリンが映像を見ているだけで、時間は経過しているってことを完全に忘れちゃう恐れがあると思うんです。

そのため、一回リンたちのシーンに戻した。しかもご丁寧に、①わかばに自分は記憶の葉の映像が見えない②記憶の葉中にわかばとの会話を入れる(映像が早くなるの所)という説明まで!

嗚呼、丁寧!

 

次回も気になる!!!!

 

次回も気になる!

これって凄い重要ですよね。

 

ここから、放送中のアニメをリアルタイムで鑑賞する意味と、それがケムリクサ、強いてはけものフレンズ(1期)でどのように作用したかの自論を語っていきたいと思います。

 

 

私の趣味は映画鑑賞なのですが、アニメ映画と違いテレビシリーズって次の4つの特徴があると思うんです。

①30分間隔で切り分けられる

②次のエピソードまで1週間ほど待たされる

③OPとEDを毎回見ることとなる

④視聴者が作品を観るタイミングが殆ど同じ

この4つがテレビシリーズの強みであり、特に②と④が爆発的な盛り上がりを見せる大きな起爆剤となり得るのかなと思います。

 

 

②と④がケムリクサとけものフレンズに何をもたらしたかというと、考察する楽しみと、旅をしている感、そして何より作品や登場人物への愛着の高まりです。

 

アニメ放送から一週間空くわけです。

その間に他の方のアニメの感想を見てみたり、次の話の展開を想像したり。この一週間で思いが強まっていくわけです。

考察する余地があるアニメだとさらにそれが強まりますね。もっと知りたい!となって能動的に調べるわけです。要は恋に似てますよねってことです。

これが作品へのましてやキャラクターへの愛着につながるわけです。

1クールの作品を観るのに約3ヶ月。

3ヶ月間思い続けた作品はやっぱり特別ですよね。

またこのリアルに時間が経過する事が、殊更ロードムービー系のアニメにがっちりハマるんですよね。

けものフレンズはまさに、かばんちゃんサーバルちゃんと一緒に旅をしている気分になりました。それはリアルな時間経過があったからこそ。

サバンナちほーの事を思い出してあれから時間経ったなぁ、思えば遠くに来たもんだとと思うわけです。

さらに、かばんちゃんとサーバルちゃんの中が深まる事にも自然と納得するんですよね。こんなに長い時間一緒に居たんだものと。

これがけものフレンズ11話と12話をブーストさせるのです。

 

これが映画だとやりづらい。どうしても伏線は120分以内に回収されてしまうし、絆などを表現しづらい。

映画を観てて、「お前らそんな仲よかったっけ?」ってなることって結構あるんじゃないかなと。

 

①の30分単位での区切り、実はケムリクサではあんまり機能してない部分があるように見えました。

けものフレンズは1話毎に頭から問題提起お尻で解決という流れになっており、登場するキャラも多彩なため、毎話毎話に色がある感じなんです。

ケムリクサは、問題がエピソードの中盤で発生しお尻で解決感があって、30分区切りの締まりが悪いというか、問題が起こらないあいだの印象が薄いというか。もしかしたら映画的に連続させた方がストーリーに起伏を生みやすくなるんじゃないかなと素人ながらに思ったりもしたのですが、

流石たつき監督、30分区切りである事は長距離移動の説得力を増させるという方向に使ってました。

 

今見てる「宇宙よりも遠い場所」も①で毎回エモい話を積み重ね、②によって南極にやっと来た!って気分を味わわせる手法なんじゃないかな?と(まだ最後まで見ていない)

 

 

長くなってるんですけど、まだまだ。

③のOP、EDを毎回見せられる。

毎回見せられるからこそ、そこに変化が加わると、視聴者の興味をグッと惹きつけるわけです。特殊OPやEDも何度もOPEDを見せられるからこその演出ですよね。

 

例えばけものフレンズ、前回登場したフレンズがシルエットじゃなくなる所もそうなんですが、7話のオープニングから後半の図書館やロッジが表示される所、初見でおお!?っと思った覚えがあります。

そしてケムリクサED。これは先ほど語ったので言わずもがなですね。

些細な変化を探してしまい、気づいてドキッとするこれも恋ですよね。

 

とまあかなり長々と独りごちったのですが、何を言いたいかというとですね。

 

テレビシリーズはリアルタイムで追いかけた方が、楽しさが膨れ上がる作品がある!というか、映画ではできない幸せな鑑賞方法!

それを遺憾なく発揮しているのがけものフレンズとケムリクサ!

 

来週が楽しみ!

 

あやしうこそものぐるおしけれ